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楼蘭の美女を見に [旅 外国]

ウルムチに到着しました。

ホテルまで交通手段はタクシーかエアポート・バスか路線バスか地下鉄か。
タクシーは値段交渉とか面倒だしなあ、と考えながら、空港施設を出たらエアポート・
バスが目に入りました。
乗り込むとすぐ出発。30分ほど乗ったかな?あっという間にホテルに寄りの紅山バス停
で下車。

まずはホテルにチェックイン。

DSCN9182.JPG鲁木齐兵团大饭店
IMG_2090.JPG紅山公園を臨む部屋

機内食を食べたけど、あれは朝ごはんだったか?時計を見ると15:00過ぎ。
小腹が空いたので、ホテル近くのウイグル料理のお店に入りました。

中国語も分からなければ、ウイグル語も当然意味不明。
おとなりのウイグル人のおじちゃん(帽子で分かる)が食べている麺を指差して
オーダー。ついでに羊のスパイスたっぷり串焼きも一本。

IMG_E2091.JPGIMG_E2093.JPG

IMG_2092.JPGIMG_2097.JPG

メニューを見ていると、「その麺はメニューに載ってない、ジャージャー麺だ。」と
お姉さんが声をかけてくれた。
支払いの段になり、メニューにあるどの麺よりも安い7元(約100円)の裏メニュー
だったことが分かる。
そして、そのジャージャー麺はすごく美味しかったのである。



本当は、カシュガルまで一気に飛ぶ予定だったのが、フライト・キャンセルのため1泊
することになったウルムチの滞在は、半日ほど。
見どころの少ない街とのことなので、そんなもんでいいかな。

ウルムチ到着後の目玉は新疆博物館に楼蘭の美女を見に行くこと。

DSCN9188.JPG入場料無料
IMG_2102.JPGIMG_2101.JPG

頬骨高めの美女は、井上靖の小説に出てきた楼蘭のお妃さまか。

中国西域はエジプトのように内臓や血液を抜いて処理しなくても、乾燥した気候のせいで、
放っておいてもミイラになるもんだから、ミイラだらけの博物館であった・・・。

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北京発ウルムチ行き [旅 外国]

無事、チェックインを終えると、ウルムチ行き搭乗エリア界隈は閑散としていました。

6時のホテル発シャトルバスに乗ったので、朝ごはんはラウンジで。
中国では、プレミアム会員なんて概念があるのか心配でしたが、まだここは北京。

DSCN9168.JPG誰もいない

フライト時間通りの出発に、いろいろな先入観が修正されます。

IMG_2080.JPGIMG_2082.JPG

北京からウルムチまでは4時間。

広大な大地を見ながら、機内食をいただきます。
朝ごはんは食べたけど、見てみたいのね。

中国の国内線って、中国人は食欲旺盛なのでどんな短距離でも機内食が出るんですって。

DSCN9172.JPG

DSCN9171.JPG

一応、2種類をひとつづず。
洋食はかなり気持ち悪めですが、お粥はプレーンな白がゆ。煮卵が付いています。


ウルムチが見えてきました。

DSCN9179.JPGDSCN9181.JPG

33年前はほとんどがウイグル人だったけど、漢民族が流入し、街はどんどん拡大して
いるようです。



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最初の関門 [旅 外国]

いろいろ難関の多い旅になりそうだった中国奥地行き。

終わってみれば、まったく想定外の、初日全日空北京行きが4時間ディレイというのが、
唯一のトラブルという、とんとん拍子の旅でございました。


日付が変わり、北京空港に到着したのは深夜。
最初の関門は、北京空港のインフォメーション・スタッフにホテルに電話してもらい、
シャトルバスを手配してもらうこと。

深夜でもいるスタッフのお姉さん、ホテルが伝えたドライバーの電話番号をメモり、
「ここに電話するといいわよ。」
と我々に渡す。
「私たち、電話を持っていないのでかけられません。」
「・・・。」そして、もう一度ドライバーに電話してくれた後、
「(巨大北京空港の)パーキングB14で待て。」、と言う。

IMG_2074.JPGあったよ!B14パーキング


ちゃんと全日空便が飛んでいたら、20:00過ぎの北京着。
ここまで疲労しなかった。
もう、心が折れ気味の初日。


20分ほど待つと、大き目なバンがやってきて、私たち二人だけを乗せてホテルに出発。

無事、ホテルに到着したのは深夜2時前。
思いのほかちゃんとしたホテルで、ホッとする。
シャワーは朝にし、顔を洗って歯を磨いて、気絶するように就寝しました。

IMG_2076.JPG非常に寝心地よかった

デイズホテル北京ニューエキシビションセンターはトランジット専門ホテル。
飛行機の騒音も、深夜過ぎて気にならなかった。耳栓置いてくれていましたが。

DSCN9161.JPG英語も通じる

荷解きの必要がないように、衣類や洗面道具類は別のバッグに用意。
8:20発の国内線に乗るため、6:00発のバスに乗ります。

DSCN9164.JPGシャトルバス利用客多し


巨大空港の膨大なカウンター数なのに、すごい人でごった返す国内線チェックインエリア。
幸いに利用するエアチャイナはスターアライアンス・メンバー。
ゴールドメンバーじゃなかったら、乗れなかったかも知れない・・・。

IMG_2078.JPG乗れない人いるらしい


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莫高窟 [旅 外国]

この旅には10個ほどの難関がありましたが、最大のそれは、莫高窟のチケットを現地で購入すること。

27時間の列車旅を終え、柳園駅からミニバスで敦煌へ。(ひとり30元)
乗客の皆さんは、とても敦煌へ観光に行く感じの人々には見えない。
もちろん、オール中国人。

到着前に、莫高窟チケットセンターの中国語名を見せると、オーケーオーケーって感じで、終点前に降ろしてもらえました。

そして無事、前日にチケットをゲットし、本日行って参りました。

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5千円近い入場料なのに、莫高窟の施設内のトイレには紙がない。

それはさておき、莫高窟を案内してくれた日本語ガイドさんに、4月からチケットシステムが変わって、外国人は本当に予約が不要になったのか、質問したら、知らないとのこと。

同じホテルに泊まるスイス人カップルは、当日現地で買うとのことだったから、外国人枠ができたのかなあ。結局はっきりしたことは、分かりませんでした。

莫高窟の観光ピークは中国の夏休みの7.8月とのこと。
ゴールデンウィークはまだ人が少ないからいけるのか?

ちなみに、昔より減ったと言っても、莫高窟を訪れる外国人の中では日本人が一番多いそうです。


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カシュガル [旅 外国]

こんな中国の端っこに来ています。

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新疆ウイグル自治区カシュガル。

もう来ることはないだろうなあ。

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牛肉麺 [旅 外国]

ウルムチで食べたさっぱりコクあり、めちゃ旨牛肉麺[exclamation×2]
FD22B07F-A822-4AAB-B130-2B628F83F55D.jpeg12元(約200円)

また今日も、カシュガルで牛肉麺。
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奥で、ビョーンビョーンと伸ばしてくれてる[泣き顔]

もうひとつは、激辛丸麺。

8420F907-0838-4DC1-AADE-624C54DE983A.jpegセロリが入っている


羊食のウイグル自治区。
何回か、羊の串焼きや水餃子を食べました。
新鮮で美味しいはずなのだけど、やっぱり、私、羊はキツイ。

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ウルムチ [旅 外国]

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33年ぶりのウルムチは、街も人種も大きく変わっているそうです。
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莫高窟のチケット [旅 外国]

ゴールデンウィークに中国奥地を旅する目的の、かなり大きな部分を占めるのが、敦煌に
ある莫高窟訪問。

予約しているホテルで切符を取ってもらえるという情報があり、メールでお願いしてみたら、
「一ヵ月前から受付する」
と、言う。

一ヵ月前を切り4月初め、再度お願いしたら、
「莫高窟の予約システムが変わり、まだ受け付けていない」
と、言う。

しつこく食い下がること、何往復か。回答に納得いかないからいちいち返信してみる
「4月13日以降の予約は取れない」
「今すぐには答えられない」
「莫高窟HPか旅行会社で予約してくれ」
「公式HPからホテルを予約した客か、オンラインでしか予約できない」

予約サイトを利用してとったから、今更そんなことを言われてもな。


ゴールデンウィークは、中国人も旅行する。
十数年前のGWの杭州はすごかった。
観光名所の西湖のほとりは黒山の人だかりで湖が見えなかった。
今年は大型連休じゃないらしいけど、やっぱり中国人も旅行するようだ。


ちなみに公式HPは中国語のみ。

莫高窟.pngChinese only

しかも、中国の携帯電話番号と、アリペイなどの支払いシステムが必要だから、外国人
旅行者には、まず予約は不可能。

莫高窟2.png1日6000人限定 4000円以上する

日本語でも対応可能な中国の旅行会社もあるみたいだけど、ミニマムなものでも、
あちこちセットになったツアーしかない。
ツアーに入っている有名な砂漠のオアシスの近くのホテルに泊まるから、わざわざツアー
に乗らなくても歩いて行ける。

外国人はツアーにのせて旅行会社を儲けさすようになっているシステムか。
切符だけなら割高だろうな。
でも、最後はそれしかないか。ていうか、そんなこと言ってる間に売り切れないか?

うーむ。どうしたものか・・・。


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中国旅準備中 [旅 外国]

ゴールデンウィークに中国奥地を旅するにあたり、中国へのIN/OUTは全日空利用なので
問題ありません。

気になるのは、別にとった中国国内線の2フライト。
ひとつはユナイテッド・エアラインの特典航空券でとった北京→カシュガル。
もうひとつは、中国の最大旅行代理店(らしい)サイトTrip.comでとった敦煌→北京。

どちらもエア・チャイナで、一応スター・アライアンスメンバーというのが、辛うじて
安心できる要素だけど、それもどうだか。



すでに両フライトとも発券済みで、e-ticketも届いている。
しかし、エア・チャイナでは、HPで購入したフライト以外は、航空券ナンバーを入力
してもはじかれ、本当に予約が取れているのか確認できません。

これ、非常に不安。


ユナイテッドのe-ticketはともかく、中国の旅行代理店発行のe-ticketって大丈夫なんだ
ろうか?勝手に作ってe-ticketと銘打ってんじゃない?
そんなサイトでよく航空券を買ったな、という話もありますが、破格の安さにつられ、一応ネットで検索して大丈夫そうだったので



そういうわけで、ある日曜日の午前中、エア・チャイナへ電話しました(有料)。

全日空よりよっぽど早く繋がり、出てきた担当者はちょっとたどたどしい日本語で
聞きづらい所はありますが、とても丁寧です。

そして、それぞれの航空券番号を伝えると、2フライトともちゃんと予約されていました。
ちなみに、ユナイテッド・エアラインでとった航空券番号は、エア・チャイナの999-
から始まる番号とは違いましたが確認OK。
そして、座席指定も完了してひと安心。

エア・チャイナのHPでアカウントも作ったので、
「今後はエア・チャイナのIDでフライトを認できますか?」
と、聞くと、出来ないとのこと。
全日空は他社でとった特典航空券(全日空フライト)でも、電話すると同期させて
くれたのに、そういうのは無理みたい。

担当の女性は日本語ができるというだけなのか、常に誰かに確認する必要があり、
通話に15分近くかかりましたが、まあ不安を取り除けたのでモーマンタイ(無問題)
です。


予習のため本を読む。

DSCN9062.JPG「敦煌」の次は短編集

あちこち検索しても、あまり情報が無かったので、どなたかのお役に立てるよう、記事 にしておくことにいたします。
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iPhone掏られる in CDMX [旅 外国]

世界一治安のよい日本からメキシコにやってきて、日本のぬるま湯環境にいるのと同じ
感覚で、ペラペラの夏のパンツの浅い前ポケットにiPhoneを入れてメキシコシティの
地下鉄できっちりiPhoneを掏られたつれあい。

ウチのつれあいは、海外旅行の際、パスポートはもちろん、現金もカードも貴重品を
何ひとつとして持たされていませんが、iPhoneだけは仕方がありません。
それまで私が持つんかい!いや、持つべきだった。


ティオティワカン遺跡からの帰り、地下鉄を降りてiPhoneを盗られたことに気づき、
「駅に戻って言ってくる。」と戻ろうとするおめでたい男。
駅員なんて切符を売る人しかいなかったけど、この見事なまでに楽天的な発想はある意味
スゴイと思います。

「新幹線の棚にもみじ饅頭を忘れたときと同じだと思ってるんか!バカモノ!!![むかっ(怒り)]


いえね、いつかはやると思っていましたよ。
ヨーロッパの駅のプラットホームで、荷物からフラフラと離れていくことなんてざら。
カフェの足元にリュックを無造作に置く。
「荷物から離れるな」「バッグを椅子の背にかけるな」「人前でiPhoneを出すな」・・・
20年近く言われ続けているくせに、パスポートやスマホを盗られた会社の同僚を
「どんくさいな。」と、思っていたらしい。


そういうわけで、あまりのショックとマヌケなつれあいに愛想をつかし、ホテルで
突っ伏して泣きました。

「すべて自分で処理しなさい、絶対なにも手伝わないから、
おまえが己の力ですべて処理しろ!

震えあがってうなずき、フロントに相談しに行った間、地球の歩き方の緊急事態の対応
ページを食い入るように見る。ここを読むことになる日が来るとは・・・。

つれあいは、フロントから日本のスマホ会社に連絡してもらい、iPhoneの通話は止めて
もらってきました。


DSCN8845.JPG木漏れ日の警察のオフィス

まずは保険会社へ補償金を請求するのに必要な盗難被害届出証明書を貰いに行きます。
もう地下鉄を乗り継ぐ気力もありませんので、空港から乗った時より高い料金のホテルの
ハイヤーで警察へ。

そして、意外と空いているオフィスでオレオをかじりながら仕事しているお姉さんがすぐ
に対応してくれました。おそらく観光警察な感じ。

ちなみに同じ通りにはHISのメキシコシティ支店がありました。
間抜けな日本人がパスポートやiPhoneをしょっちゅう盗まれるから、すぐ手続きに行ける
ように、警察と同じ通りに構えているのだわ。やれやれ。

スペイン語は全く分からないけど、Google通訳ソフトとゼスチャー半々で、1時間ほどで
書類を作ってくださいました。もうこの人、毎日こんなことやってるから慣れたものです。
メキシコにしてはロスタイムはありませんでした。
お礼を言って帰るとき、同じような目に遭ったであろう外国人カップルが待っていました。


お昼もすっかり過ぎているけど、近所にガイドブックに載っていた美味しいスープ屋さん
があったので、食欲のない時にちょうどよかった。

DSCN8846.JPGソースいろいろ
DSCN8847.JPGデフォルトのライム&トルティーヤ
DSCN8848.JPGマイルドなスープでホッとする

一段落しても、まだ解決はしていません。
ホテルに戻りコレクトコールでクレジットカードの保険会社のロサンゼルス・オフィス
へ連絡します。保険金の申請や、不正使用など、今後起こるであろうトラブルのために、
被害に遭った現地から届け出しておく必要があるのです。


このスペイン人相手のコレクトコールにてこずるつれあい。
イマイチ伝わらず、つないでもらえません。何度も切ってはまたトライし、なんとか
保険会社につながり折り返しの電話を待ったり、またかけたり。
相当大変そうですが、知ったこっちゃありません。

これで私がやってしまうと、こいつはまたいつものように全然学びませんので。

ちゃんとコレクトコールでつながったのか、「いや~、大変ですわ。」と、日本語で
世間話をしてるつれあい。繋がっているのは日本オフィスらしい。

このコレクトコール、心配でしたが、ホテルをチェックアウトするときに請求された
電話代は数十円だったのでホッとしました。

ちなみに、掏られたiPhoneはロックはかけておりましたが、ApplePayやSUICA、EX
予約(新幹線)、全日空、gメールやその他アプリもオートでログインできるように
なっていました。

おそらく、初期化して端末を売る手口でしょうから、英語すらできないメキシコ人スリ
が、日本語を理解して新幹線の切符を買い転売(どこに?)することはないでしょう。

もう外へ食事に出かける気力もありませんので、晩ごはんはホテルのくだんのカフェで
ささやかなサラダを食べました。

でも、せっかくメキシコまで来たんだから、明日一日楽しもう。
命までとられたわけじゃない。幸い怪我もしていない。
そう心に決めた私でした。
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