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ちょっと遅いけどこんまり本 [映画・本]

アメリカでブームになり逆輸入された感のある近藤麻理恵(こんまり)さんの”ときめき”
片づけ法?
衣替えを前に、読んでみました。

DSCN9470.JPG本気で片付ける気があるかが大前提

衣替えって、ほんとにほんとにストレスなんです。
で、この秋の衣替えに先駆け、いくらかでも楽になりたいと、こんまり本を読んだ次第。



早い話、「全部捨ててしまえ!」という内容です。

どんなに大きなクローゼットがあっても、収納方法を工夫しても、長年使っていないモノ、
本当に必要でないモノを置いておいてはダメ。
あーだこーだと理由を付けてどんどんため込んで、モノを増やし続ける人に、”ときめく”
かどうかで、モノに対する見切りを付けさせる。

おっとりとした、こんまりさんが厳しく説くから受け入れられるのだろう。



スペースも財産です。
不要なものを無駄に収納して、本当に必要なものを収納奥地から探して取り出して、
一緒に出てきたものをまた戻して整理して・・・、という労力も時間もスペースも無駄。

手に取って、じっと見つめて、本当に要るかどうか考える。



本当にそうだわ。

私は割と潔く捨てる方だけど、それでも使っていないものが山ほどある。
ギュウギュウに詰まったワードローブに、アイロン済みのシャツを吊るしていて、取り
出したら、シワシワに、なんてことしょっちゅう。

若い時に頑張って買った洋服などは、思い入れもあるから捨てるのは非常につらい。

身を切るような思いを繰り返していると、「もうこんな思いをするのはたくさん[もうやだ~(悲しい顔)]」、
と、今後は高価のものを買いたくなくなる。


ここ数年、モノを増やすことに抵抗を感じるようになっていたから、こんまり本は私の
迷いをスッパリ取り払ってくれました。

DSCN9473.JPGあー、すっきりした[ぴかぴか(新しい)]


ただ、こんまり本を読む前から、気になっていたことがきっちり書かれていました。

「要らないものを家族に譲るのは避けましょう」

これ私のこと、ね。

まだ着られるもの、比較的いいものはついつい姪っ子たちに送る私。
久しぶりに会うと、姉と姪っ子4人中2人が私があげたコートを着てくれていたりする
のをいいことに・・・。


人からもらったものと言うのは、ただでさえ捨てづらい。
姉の家に行くたびに、片付けをするのは、その後ろめたさのせいかも・・・[たらーっ(汗)]

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ある意味、旬の映画 [映画・本]

ちょっと前からつれあいが是非観たいと何度も言うので、なにやら騒がしいことになって
いるお隣さんの国の映画を観てきました。当の本人、序盤寝てましたけど。

IMG_2908.jpg「工作」お客さんの入りはいま一つ

フィクションではあるけど、事実に基づくお話のようで、グループA国除外のタイミング
でポンポン発射される北朝鮮のミサイルも、なんだか腑に落ちる。

しかし、いくら政権の思惑であったとしても、あの大統領の言ってるセリフが、虚勢を
張る北の首長と同じレベルなのがちょっと、ね・・・。

今も昔も、たいがいややこしい国だってことが改めて分かる映画でした。


結局、日本の政治家も、トランプさんも、国民のことより自分の任期中のことや功績
を残すことしか頭にないから、たいして変わらないか。

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湯治のお供 [映画・本]

雪に閉ざされた湯治宿で3泊4日もすれば、さぞかし本が読めるでしょう。

IMG_1861.jpg私の二冊

IMG_1862.jpgつれあいの二冊

つれあい、一行も読まずに帰ってきました。

ちなみに、雪に閉ざされたと言っても肘折ほどではありません。
宿から猿ヶ京温泉街まで往復12キロの道のりをお散歩がてら歩きました。

IMG_1849.jpgIMG_1859.jpg

二人とも慣れない雪道を滑らない様に長距離歩き、きっちり膝を痛めました。
そして温泉で治すという、本末転倒な事態に。

温泉効果ですっかり治りましたけどね。

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中身は普通 [映画・本]

つれあいが嬉々として持ち帰った三省堂国語辞典・阪神タイガース仕様。

DSCN8130.JPGケースは阪神一色・定価税込み3240円也

装丁はタイガース一色だけど、表2、表3が甲子園の写真と阪神カラーになっているだけ
で、中身はごく普通。すべての意味が阪神タイガースにからめた内容になっているという
ようなことはまったくありません。
私はそういう話を聞いていましたが、中身を見たつれあいは、「なんやこれ!」と、
ガッカリしています。
実用的でないと、辞書とは言えません。

DSCN8131.JPG中はタイガース・カラー
DSCN8132.JPG表2:甲子園球場


DSCN8133.JPG表3:タイガースの旗

DSCN8134.JPG内容はほとんど阪神カラー無し



ところで、モノ持ちの良い私が愛用しているのは、父のお下がりの岩波・国語辞典、
1966年第8刷版。

DSCN8135.JPGDSCN8137.JPG

英和辞典はこれまた父のお下がりの研究社の1962年改定版。

DSCN8138.JPGDSCN8140.JPG

学生時代は自分の大きな辞書を持っていましたが、大人になって使うのに大きいものは
邪魔だし、小さくても充分事足ります。
それに、言葉は変わっていくけれど、イマドキのものより昔の言葉を大切にしたい。


つれあいは辞書の類をまったく使いませんので、このタイガース辞書はサランラップに
くるんで冷暗所に飾っておくことになるでしょう。

数十年ぶりに阪神タイガースが優勝した際の新聞はもちろん、阪神百貨店の優勝セール
紙袋まで置いている人ですから。
(もちろん管理はしないので、どこかにある、というだけ)

あれ?また、ディスってる?

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ストレスを力に? [映画・本]

とうの昔に話題になった、「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」という本
を、いまさら読みました。

DSCN7649.JPGスタンフォード大シリーズの第2弾らしい

内容に半信半疑なので、ハードカバーを購入するまでもなく、図書館で予約しましたが、
半年?1年近く?待ち状態。やっと順番が回ってきたと思ったら、長期の旅行に出て読み
きれずに返却。
つかみ的にはよさそうだったので、また懲りずに予約して、トータル2年くらいかかった
でしょうか・・・。


ストレスだらけの世の中、確かに、ストレスは寿命を縮める要因と認識していました。
ストレスは免疫力を低下させる、免疫力が低下すると病気に付け込まれる、ガンになる、
死に至る・・・。

メニエール病で通院していた時、薬ばっかり処方する私立大学病院の無責任な医者は、
「小難しいことを考えずに、ストレスのない生活を心がけてくださいね。」
「小難しいこと」!?、患者に、しかも年上に面と向かって言う言葉か?と、
毎回言ってたけど、ストレスの原因になるすべてから解放されることなんで無理と
いうもの。



”ストレスを力に変える!?!”

免疫力を低下させる存在でなくなるだけでなく、そのストレスが、力に?!


中にか書かれていたことは、

”ストレスから目を背けず、原因を明確にし対策を練る”【そのままよりは不安は減る】
 → これは実践してる。

”ストレスはよい効果をもたらすこともある”【競争によってより良い結果をもたらす】
 → これも分かる。

要は、心の持ちようである、ということか。

しかし、

”人助けは喜びを生み、ストレスが健康へ害を与えるのを防ぐ”

という一節。


なんですと!?

人のために費やす努力は、自分に幸せをもたらす、と?


世の中のボランティアを一所懸命する人々を、ただ「偉いな~、私にはできないな。」、
里親になり、何人もの身寄りのない子供を巣立たせるあの立派なご夫婦は、「仏様の
生まれ変わりなんだ。」、と、思っていた・・・。

人のために何かをすることは、自分のことをする以上に喜びや満足感がもたらされる、
というのなら、つまらない価値観にがんじがらめになっている私などはどうなるの?
ほとんど自分や身内のためだけにしか時間やお金を費やしたことのない私が、人助け
で喜びを見いだすことができる!?



私の場合、色々な経験から、ストレスをなくすため編み出した答えは、

期待しないこと

でした。
すべてのことは、「まあ、こんなもんか。」というスタンスで、まずまずの効果を
得ていると喜んでいたけど、今考えると非常に受け身で利己的。

そんな私に、ストレスを力にする他己的な方法を教えてくれたこの本。
何年も待って読んだかいがありました。買いなさいよ

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五島列島後に「沈黙」 [映画・本]

五島列島には教会がたくさんありました。
旅人がオフシーズンに見るものと言えば教会くらいなので、レンタカーで島内に点在
する教会を周りました。
そして、その教会にまつわる厳しい歴史を目の当たりにして、潜伏キリシタンの存在
が気になるようになりました。

IMG_7131.JPGあまりの風力に飛ばされそうになる

おりしも、マーティン・スコセッシ監督が28年越しで作った「沈黙」という映画が
公開されるというので、観てきました。

長崎の日本人キリスト教徒(隠れキリシタン)とポルトガル人宣教師の苦難の物語。
迫害されるキリスト教徒が、どんな悲惨な目に遭っても、殺されても、神は沈黙する
のみなのか、ということです。

IMG_7126.JPGIMG_7124.JPG

外国人が撮った日本を舞台にした変な映画なのでは、とか、キリスト教に偏向した
映画なのでは、とか、日本人が不自然に英語を話す映画なのでは、とか、気になる
点はいろいろありましたが、全体的にとても自然に観ることができました。

IMG_7197.JPGひっそりとたたずむ教会

心の拠り所がなくては生きていけないほど貧しい生活だから信仰の道を選んだのに、
それがさらに厳しい結果を導いてしまったという悲しさ。
布教する側の宣教師たちの精神は私には理解できないけど、日本文化の描写も丁寧で
キャストもとても素晴らしく、2時間40分という長さも気にならないいい映画だと
思いました。


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Mドーナツとパープル・レイン [映画・本]

プリンスが亡くなってしまいました。


あの日、つれあいからは朝の出勤後、悲しみのメールが届きました。
地元のヤバイ人に似ていたから、姉からも、お悔やみのメールが・・・。

DSCN7164.JPGプリンスは映像ね


私にとってプリンスと言えば、高校生の時アルバイトしていたM・ドーナツで、死ぬほど
聴いた「PURPLE RAIN」。
超・ヘビーローテーションでした。
Mドーナツの店内音楽は、今思えばオリジナリティがあったな。

小さな身体に個性的なファッション、過小評価されていたギターの腕も相当な彼は、
シャイでインタビューを受けることも少なかった。
持てはやされ、祀り上げられて傷つくことも多かったみたい。
57歳を晩年と言うのかはわからないけど、華やかなりしころに比べると、天才はいつも
寂しい最期を迎えてしまう。


一番好きなのは「WHEN DOVES CRY」。
プリンスの曲は、今聴いても本当にかっこいい。
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The Little Prince [映画・本]

昨年公開された「リトルプリンス 王子さまと私」。

大人でも楽しめるのは、サンテグ・ジュペリの「星の王子さま」をベースにした哲学的な世界が
テーマだから。

映画でほとんど泣かない私の心が弱っていたのか、映画館で涙がボロボロ。
主人公が女の子で、姪っ子に似ているところも影響したのかしら?よかったわ~。
ネットのレビューでは、こんな映画でなくヤツは心が病んでいる、とあった

同じアニメーションで、オスカーを獲った「インサイド・ヘッド」は、最初はわくわくしたけど、
後半は食傷気味。結論としては、ちょっと偽善的というか押しつけがましいというか、観た後、
「こうしなきゃだめなんだよ。」と、子に諭すようなお子様向け映画。

それに比べて「リトルプリンス」は、ストーリーには常に陰や謎がある。
オリジナルの「星の王子さま」も、わびさびを知る日本人にはファンが多いですからね。
しかし残念ながら、この映画、日本での興行成績は奮わなかった・・・。

ちなみに、あまりオリジナルの「星の王子さま」に思い入れがあると、ちょっとショックを受ける
らしいので、ご注意。あくまで別物ですので。

ああしかし、私の映画の好みが少しずれているのは自覚しているけど、世の中と私の評価の
この差はいかがなものか???

DSCN7116.JPG日本人を意識した黒髪の女の子が主役


そして主題歌もステキなのよ。

https://www.youtube.com/watch?v=LQfg6GB47tU&ebc=ANyPxKoPX35OESh7XXIt6etNjhBYUMBU_r9jyK9169BOu76eKOXhFEaCY2OqSUk_7dmPrzEe8FxJPeUtHtFakkBow74TmLMWiA

英語バージョンの「Turnaround」より、やっぱりフランス語バージョンの「Suis moi」が雰囲気
あります。

というわけで、私の2015年ベスト映画、やっぱり心が病んでいるのでしょうか?
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“すーちゃん”には賛同できない [映画・本]

漫画を読まないつれあいが、めずらしく後輩に4コマ漫画的なものを借りてきた。

それは、“すーちゃん”という引っ込み思案な女子が主人公の漫画だった。

あっという間に読めるから、あっという間に3冊読んだけど、何やら映画にもなっているという。


DSCN7108.JPG今度は小説?また借りてきた!



主人公のすーちゃんは、思っていることを言えない、問題があっても解決策を講じることなく、ひたすら我慢し、でも内にはフツフツと言いたいことを抱えた微妙な年ごろ(30代後半)の女子。

結局、そんな自分が好きで、自分を正当化しているように見受けられるエピソードの数々。
意外にも作家は大阪人だった。こんな大阪人おるんや、イマドキは


漫画のすーちゃんは、心のつぶやきで人を断じていくけど、彼女自身、割と簡単にうそをついたり、無責任な行動がチラホラ見られるのは、お咎めの対象ではない。
ふーん、国谷さん最終回のクローズアップ現代を思い出すな。



そんな折、会社の20代新入社員の女の子と話していたら、
内勤が多くなって、ちょっと太ってしまったのに、地元の友達は誰も本当のことを言ってくれない、らしい。

”すーちゃん”を読んだばかりの私は、
「そうか~、イマドキの若い子は、本当のことを言うことより、傷つけたくないって言う気持ちの方が強いんや~。(それは友情というのか?)」

「○○さん(私のこと)は、私が太ってきたら本当のこと言ってください~!」

と、言うものだから、まったくイマドキでない、さらに大阪のおばちゃんである私、

「よっしゃ!まかしとけ!でも、運動不足と思ってるんやったら、まず運動やで!」

と、すでに入社した時より、若干顔が丸くなった彼女に、本当のことを言えなかった・・・。
女の子に太ったと言うことは、今も昔も、一番デリケートな問題ですからね。
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2013年のベストは。 [映画・本]

歳をとると、なにかにつけて、昔はよかった、っていうのが、多くなります。

音楽にしても、CMソングなどは、携わっている人がその年代なのか、流れるのは、90年代
あたりの音楽が多いし、映画もこのところ、いい映画だなあ、と言うのがありません。
邦画が全盛期の昨今ですが、あの、”ここ泣くとこ~~~~!”っていう、感動押し売りの作り
には辟易します。感動させるための、導入部分に割く時間もしつこい!

今年観る最後の作品になった「永遠の0」は、すっごいよかったわけではなく、好きな映画でも
ないけど、若い人に観てもらいたい映画でした。めっちゃ入るだろうけど、何度も観たいタイプの
映画ではないので、80億くらいはいくのかなあ。
あのしょうもない「テッド」でも60億いくのだから、もっといくか。


2013年劇場で観た映画は32本でした。去年よりちょっと少ない。
その中で、突出して素晴らしいと感じた映画はありませんでした。
「ゼロ・グラビティ」も、期待していたせいか、映像だけの感じがしました。

今年のベストは、個人的好みの「ローマでアモーレ」。
来年もウディ・アレン作品は楽しみです。

unnamed.jpgイタリアつながりラ・ヴィオラ

お気に入りの銀座三笠会館内にあるイタリアン・バルでお茶して日劇へ。
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