上高地に行ってみた

上高地と言うところは、大変人気の観光地で、夏休みシーズンはすごい人出だそうだ。
梅雨の時期なら静かなのでは、と、3泊4日で予定を立てた。

死ぬほど暑い今ならさぞかし値打ちがあるだろうけど、行ったのは7月半ばのこと。

この夏の関東地方は、7月に入ってから梅雨明け前まで気温が低く東京はずっと涼しい
ままで、旅行当日は松本の方が暑かったくらい。


上高地手前の温泉宿に一泊し、朝は大正池まで送ってもらった。
幸い、上高地は梅雨の晴れ間で、楽しくトレッキングし、美しい景色を満喫。

マイカー規制も始まっていたし、梅雨時だからまだ人は少ないようだが、外国人旅行客
もなかなか多い。やっぱりきれいだもんねえ。

なるほどきれいなところだ

晴れてよかった

尾瀬などと違い、トイレが有料なくらいでゴミだって捨てていいし、お買い物も飲食
も宿泊もかなり自由度高し。
こんな山奥なのに、美しく整備され俗化しているのが訪れやすい理由だろう。


バスターミナルのお兄さんは、「天気予報をスマホですぐ見られるし、天気が悪いと
人が来ない。」とボヤいていた。
つまり前もって予定を立てるのではなく、数日前～当日に思い立って来る人が多いよう。

道路事情がよくなると宿泊せずに日帰りで訪れる人ばかりになり、観光地にお金が
落ちないというのは、全国津々浦々いずれの観光地でもよく聞く話。
そりゃ4人家族で1泊～2泊となると、相当な出費だものね。


そんなよくなった道路事情でも、慣れない山道での事故は多い。
上高地観光を終え、次の乗鞍高原へ移動する際、お昼過ぎに松本～上高地間で路線バス
と軽自動車の事故があったと聞いた。

大きな事故だったらしく、軽自動車はもちろん、大型バスも自力では走行できず、かなり
の時間通行止めになっていたそうで、なんと、新宿行の高速バスが北陸道(!!!)経由で出発
したという話を聞いて驚いた。それくらい復旧に手間取ったという。


上高地から、我々は山を下りないで白骨温泉を経由して乗鞍へ。

乗鞍は温泉目当ての民宿2泊。上高地に行ったといいつつ、むしろこちらの方が比重
高し。

乗鞍の湯は暑い

普通の民宿だけど、お料理がとても美味しい。



最初から、山の上にも行かず湿原やちょっと登山道を歩く予定の、のんびり滞在。
宿のおじさんは、”上は人だらけだからよい判断だ”、と言っていた。



少し雨に降られたけど時々レインウエア着用で、誰もいない散策道をのんびり
歩いたり滝を見たり、ちょっとハードな乗鞍岳登山道の一部を歩いたりと、充実の
3泊4日であった。