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夫婦で怒られる25時間 [旅 外国]

2泊したクラッシックな構えのカシュガルの新疆ヌルランホテル。
地図の表記とホテルサイトの名前が違ったけど、タクシーを降ろされたのはそのせいか。

IMG_2256.JPG見た目は重厚だけど古いホテル


タクシーを頼んで真っ暗なうちにホテルを出発し、8:46発の列車に乗るべく、カシュガル
駅に向かいます。

駅では、例によって、警官詰め所に行き顔とパスポートを撮られ、次は駅の入り口でX線
検査。ベルトコンベアから私のトートバッグが真っ黒になって出て来て憤る。

IMG_2269.JPGけっこう乗る人います
IMG_2272.JPG売店はスナック菓子やカップ麺のみ

指定席なので焦る必要はないのに、なぜかみんなと一緒に改札の前に並ぶ。
中国は何があるか分かりませんから。

IMG_2275.JPG長い連結の車両

我々の車両はどこか?と、切符を見せると、制服の鉄道員にアゴで「向こうへ行け」と
あしらわれる。
社会主義国は鉄道員も警察も似たようなもんですな。


私たちが25時間過ごす軟臥(柔らかい寝台)コンパートメントはこちら。
やった!相席(部屋)の乗客はなし[手(チョキ)]

IMG_2277.JPGDSCN9268.JPG

前回の杭州⇒北京の時も、10時間の乗車中、寝ている間に他の乗客がやって来て降りて
行ったのでほとんど貸し切りだったけど、もしかすると、外国人とはあまり相部屋に
しないのかも。

水回りも清潔。お世話になった給湯器。

IMG_2282.JPGIMG_2284.JPG

悪名高きトイレも、頻繁に掃除されており、恐ろしい状態は見られなかったが、トイレ
ット・ペーパーはあったりなかったり。

軟臥に対して、硬臥は個室ではなく3段ベッド。なかなか楽しそう[るんるん]
こちらの方が価格が安く人気らしい。

IMG_2280.JPG若い時ならいけたかも
IMG_2288.JPGIMG_2289.JPG

座席の硬いのは硬座。対しては軟座はシートカバー付き。
つれあいが若い時に旅した際は、余裕の硬座(木製)で72時間。若いっていいわね。


出発して間もなく、最初の検札で車掌さんがやって来て、カードホルダーからうやうや
しく出した乗車証と切符を交換する。

IMG_2348.JPGIMG_2297.JPG

その後、車内を探検しに行っていたつれあいが、警官に伴われコンパートメントに戻って
きた。
写真を撮りまくる不審な外国人だと注意されたらしく、パスポートの写真を撮られるが、
警官も田舎の人だからか、人懐っこくてそんなに怒ってないみたいでほっとする。

車掌の女の子も、ポットのお湯を入れてきてくれたりとっても親切。
DSCN9273.JPG写真を一緒に、と頼まれる


4人部屋のコンパートメントは貸しきり状態。
持参のトイレットペーパーやウェットティッシュ、お茶やコーヒー、身の回りの備品を
整えてすっかりくつろぐ我々。

DSCN9301.JPGちょっと検○のような・・・
DSCN9263.JPGDSCN9288.JPG


次は私が車内を探検に。
あちこちで興味深いものを撮っていると、乗務員に呼び止められる。
”何をしてるんだ、余計な写真を撮るな”、と、言ってる模様。
いい歳をして、肥ったちっさいおっさんに、面と向かってガミガミ怒られる私。
もちろん言葉は通じないので、日本語と英語で独り言のように弁解し、撮った画像を
見せたりして釈放された。なんやねん[むかっ(怒り)]

夫婦で怒られつつ、楽しい鉄道の旅が始まりました。
まあよいわ。


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コメント 10

nicolas

座席もベッドも、硬いのと柔らかいのって、
意外と分かりやすいかも。
それにしても27時間も滞在するのに、硬い椅子やベッドって、
想像しただけで疲れそうなので私も立派にnot若者です。(* ̄ω ̄)ノ
最近ネットで読んだのですが、新疆ウィグル自治区の改宗教育とか、
すごいんですね・・・観光客が一時的に怒られるのって、
コトバも分からないし、暫く我慢したら終わるって感じでしょうか。
車掌の女の子たち見ると、今時な若者なんだなーって思いますね。
コンパートメント、貸切!リラックス・マックスですね♡


by nicolas (2019-06-21 16:44) 

ビアンカ

>nicoちゃん、時刻表を調べたときは27時間でしたが、今思えば結局
25時間の旅でした。
密室に言葉の通じない外国人と一緒と言うのは辛いから、一緒になるなら
硬臥の開放的なベッドの方がマシか?
怒られはしたものの、なにかにつけケアされている(もしや監視!?)
感はありました。降りる駅が近づくと教えてくれるし(´-ω-`)。

ウイグルで、これからの若い人たちを中華思想に教育する収容所
(鉄条網&特殊警備隊付き)エリアの間をバスで通りました。
若い人は、いろいろなモノを与えられて危機感がないらしいのですが、
民族としては完全に危機的状況ですよね。
nice!&コメント、ありがとうございます(=゚ω゚)ノ
by ビアンカ (2019-06-21 16:59) 

knacke

カメラ片手に車内をキョロキョロする怪しい夫婦・・・?!(笑)
車内の様子に興味津々です。
ベッドの背もたれと窓際の小さなテーブルにかかった布が、
個室って雰囲気いっぱい、「軟」ベッドが嬉しい!ですね。
全体的に設備に年季が入っているけれど、
意外にも(失礼・・・)ほんと清潔ですね。
ホームや切符、検○のような(苦笑)飲み物が、とっても中国風味です。
ローカル色いっぱい?!な電車の旅、
怒られても優しそうで、いや監視?!良かった?です。(苦笑)
by knacke (2019-06-23 12:25) 

ビアンカ

>knackeさん、このベッドの背もたれのカバーが常に外れて落ちて来る
ので、持参の安全ピンで留めさせていただきました(。-∀-)。
愛嬌のある警官もいたけど、太った乗務員はマジで怒ってたんだよね。
そんなマジに怒らなくてもさ、って、おばちゃんも思ったんだけど、
これが社会主義国か。
そういや、東欧の国もちょっとこんな感じだった。
nice!&コメント、ありがとうございます♬
by ビアンカ (2019-06-23 21:07) 

ビアンカ

>mayuさん、nice!ありがとうございます!
by ビアンカ (2019-06-23 21:08) 

SAMEDI

夫婦で怒られるって・・・(爆)
ツーリストなんだから、写真くらい撮りたいですよねぇ。
相席なしはよかったですね。
by SAMEDI (2019-06-23 23:23) 

MERRY

寝台車って乗ったことないです。
一度乗ってみたいな。
by MERRY (2019-06-24 08:42) 

ビアンカ

>SAMEDIさん、ホントにねえ・・・、旅人を叱るなんて、おもてなし
どころの話じゃございませんわよね。
25時間相部屋は想像を絶する気まずさです。
nice!&コメント、ありがとうございます(=゚ω゚)ノ
by ビアンカ (2019-06-24 21:43) 

ビアンカ

>MERRYさん、私も日本の寝台列車は一度だけしか乗ったことがなく、
初・寝台列車は中国の杭州⇒北京でした!
nice!&コメント、ありがとうございます☆
by ビアンカ (2019-06-24 21:45) 

ビアンカ

>MERRYさん、私は日本の寝台列車は一度だけしか乗ったことが
なく、初・寝台列車は中国の杭州⇒北京でした!
また寝台列車に乗りに行きたいです。
nice!&コメント、ありがとうございます☆
by ビアンカ (2019-06-24 21:47) 

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