持ち込み厳戒態勢

当初、チベット自治区のラサ行き鉄道に乗りたくて計画を始めた中国への旅でしたが、
計画を始めると、チベット自治区への外国人の旅行は、現地での受け入れ証明がないと
不可能なことが分かりました。

外国人やジャーナリストに不都合なことを知られては困るからでしょう。

ただでさえややこしい中国奥地への旅。あえて難儀な場所に行くのはやめて新疆ウイグル
自治区への旅に切り替えたわけですが、ウイグル自治区でも、なかなかの警戒ぶりでした。





ウルムチの街には中央政府へ従わせるようなスローガンがあちこちにあり、カシュガルの
広場の大型モニターには、習近平が子供たちと登場するPR映像が流れていて、バスから
は鉄条網に囲まれた居住区を取り囲む特殊部隊の警官を見ました。
あれは何の施設だったんだろう･･･。

空港や鉄道駅、BRT（専用レーンを走るバス）駅、商業施設の入り口施設ではX線検査が
徹底されており、金属探知機を通り抜け、写真を撮られたり指紋を採取されたり、荷物は
毎回X線検査機を通しました。

そんな警戒状態のウルムチで、ウーロンハイ持ち込み作戦用の焼酎をリュックに入れて、
呑気にBRTに乗ろうとするつれあい。
運悪く、ラベルをはがしたペットボトルに入れていたものだから、改札で捕まり、ガソリン
かなにかと勘繰られ警官にしつこく追及される。

なぜかちょっと抵抗するつれあい。
（いやいや、中国で警官におとなしく従わんとやばいで）「ちょっと飲んだらええねん。」
と私が言うと、なぜか目で抵抗するつれあい。
酒のみのくせに、２５℃くらいの焼酎を一口飲むぐらい、どうってのよ。

変に間を作ったのが微妙だったけど、グビっと飲んだら、渋々放免されました。

その後、ひっかかるのはつれあいばかり。
ウルムチを離れる日、つれあいはBRTに乗ることをかたくなに嫌がり、地下鉄駅の始発駅
まで荷物を持って３駅分歩きました。

これはショップ？

コメント 7

献血屋？！(ﾟωﾟ;)
日本と違って、献血率が低いっていうのだけは聞いたことありますが、
なんか衝撃的なネーミングですね！
シーチンピンさん、なかなかゴーインな展開されていますが、
厳戒態勢も半端ない感じですねー
ていうか、ウィグルあたりは世界で最も監視にさらされた社会だとか。
ビアンカさんのレポート見てても、「完全監視社会」のイメージ、
さらに強化されました。
by nicolas (2019-05-29 14:30) 

私もやっぱり気になる献血屋さん・・・。(￣▽￣)
パンチがあるなぁ！
ウイグル自治区、なんだか物々しいですね。
つれあいさんが色々と引っかかっちゃっただなんて（苦笑）。
無事に帰国されたから（苦笑）なんてかけるわけですが、
うっかり、相手方的に間違った対応だったら、
（苦笑）で済まないですよね・・・。( T_T)
「おかえりなさい。」←声を大にして言いたいです。m(_ _)m
by knacke (2019-05-29 21:37) 

＞nicoちゃん、中国は献血率低いの？
お金貰えたら高くなりそう…(;・∀・)。
習近平氏は、横領高官の粛清を進めてはいるけど、ほとんどがそんな輩
だから、やりすぎると国が回らなくなるものね。
目の色も完璧に中国人じゃない人たちを、漢民族の枠にガチガチに
はめ込もうなんて、無理があるというもの。
日本はちっちゃい島国でよかった、って、ホントに思います。
nice!＆コメント、ありがとうございます♬
by ビアンカ (2019-05-29 22:13) 

＞knackeさん、何にも考えずに決めたウイグル旅。
いろいろ手配しているうちに、けっこうヤバそうな状況が分かってきた
けど、時すでに遅し。
実際行ってみたら、仕方なく折り合いをつけながらも、人なつっこくて、
街やバスの中ではお年寄りや子供を大切にする人々を多く見ました。
思い返せば、いろいろとヤバイことはあったけど、”日本人”という
ことで助かったときと、関係ない時と、いろいろでした～(;´Д｀)。
nice!＆コメント、ありがとうございます(=ﾟωﾟ)ﾉ
by ビアンカ (2019-05-29 22:44) 

写真や指紋もとられるって、それもう犯罪者扱いか。。。
献血屋、あまりにストレートなネーミングに思わず吹き出しました。
by SAMEDI (2019-06-23 23:04) 

＞MERRYさん、nice!ありがとうございます！
by ビアンカ (2019-06-24 21:17) 

＞SAMEDIさん、指紋や顔写真やパスポート、もう「ハイハイ。」って
感じです。
中国人ってお店にしないと近づかないのかも･･･。
nice!＆コメント、ありがとうございます(=ﾟωﾟ)ﾉ
by ビアンカ (2019-06-24 21:19)