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形あるもの [骨董生活]

湿度の多い時期が好ましいという、漆の行李を修理して以来、なんだか梅雨のイベントに
なりつつある、器の修理作業。

瞬間接着剤などは、一度開封するとダメになってしまうので、ある程度修理する物をためて
から、作業することにしています。しかし、日常的に使っているとはいえ、なんとコンス
タントに割っていることよ。
形あるものは、いつか無くなる。しかし、そうはいっても、もう少し注意せねば、欠けて
いない食器のほうが少なくなりそうな、そんなピッチ。


大きくかけた部分を”パテで補充するの巻”は、半年ほど前に作業しておきました。
今回は、接着剤で、”かけらを張り合わせるの巻”。
そしてすっかり乾いたら、最後は新うるしで傷を覆って、金を蒔きます。

DSCN5027.JPGどこが割れているかと申しますと

DSCN5029.JPGつれあいが割りました

ワイングラスも、着実に減っています。
リーデルの、使い勝手の良い大きさのグラスを、また割りました(これはわたしが)。
もう、飲んだ当日に、グラスを洗うのはやめることにします。

DSCN5031.JPGやっぱり金は、抑えた輝きがよい

雨の午前中、仕上げました。
相変わらず、金粉の扱いはビビります(0.3g1750円)。
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ビアンカ

>プクちゃん、hamaさん、ほーりーさん、”nice!”ありがとうございます!
by ビアンカ (2014-06-24 20:46) 

nicolas

考えてみたら、接着+漆+金って、
手順工程だけでも手間暇かかってますよね!
しかし、美しい~~
藍色に金って、やっぱり素敵ですねー
私は「こういう模様」として、長く使えるとしたら、
こんな贅沢は無いのかもって思えます。
特に、こんなモノが溢れているこの時代ですから、さらにです♡
by nicolas (2014-06-27 15:55) 

ビアンカ

>nicoちゃん、久々の一番乗りnice!ゲットしましたヽ(^o^)丿ヤッター

昔の器の継ぎには、裏にホチキスみたいな金具で、かけらが留められて
いるものがあります。おそらく、私のこんな補修では耐久性は低くて、
使用にも制限があるだろうなあ。
そんなことを言っていたら、今朝また、つれあいが、古い(アラブあたりの)
アイアンの香炉を落として、軸を折りました。これは接着できないので、
「下町の工場に行って、溶接してもらってこい!」と命じました。
モロッコの裏路地では、金物を修理するお店がいっぱいあったのに。

nice!&コメント、ありがとうございます☆
by ビアンカ (2014-06-27 17:54) 

nicolas

そうそう、一番ありがとうございました!
お!ビアンカさんがキターってこちらに来たら、
お出かけ記事!いいなぁ~例の企画通りなら今頃の季節、
白夜のなか走る列車のなかで一夜過ごすんですよね。
んー、貴重な経験です。
重ね重ねになっちゃいますが、お土産話待ってますよぉー
by nicolas (2014-06-27 22:31) 

ビアンカ

>nicoちゃん、白夜の夜行列車、二泊です!二夜(^m^)。
それによって、乗車前の、食料、酒調達が目下のところのミッションであります。
nicoちゃん、次はどこに行くのかな?
私は、次にフランスに行くなら、ブルターニュですよ!

北欧では、車中でまったりの時間が多いので、ブログアップしたいと思っています!
便利な世の中ですね~(ームー)。
by ビアンカ (2014-06-27 22:56) 

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